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儀塩 謙信が宿敵信玄に塩を送った塩の道 平岩ー大所ー大峰峠ー夏中 

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大峰峠・夏中 塩の道       ← 天神道・葛葉峠  菅沼峠・須沢 →

西廻り塩の道は、平岩にて、「塩の道・千国街道」と分岐し、姫川左岸を須沢まで至る。険しく整備も十分でなく、牛も使えず歩荷が主流で、「虫川歩荷」という言葉がのこる。


姫川西岸の集落から姫川越しに、眺望する雨飾山は勇壮である。。

コースガイド

大所

西廻りは、葛葉峠を下り、平岩集落にて、大網橋を渡る、塩の道・千国街道と分岐し、平岩集落の上部を、姫川と大所川を巻くようにつけられ、大所集落へと続いていた。大所集落からは、大所川を吊橋で渡り、山の坊へと至った。残念ながら、吊り橋は、平成7年7月の梅雨前線豪雨災害にて崩壊し、復興の予定はない。したがって、ここでは、古道とは別に、山の坊までは、平岩より、大所川左岸を登り、山の坊に至るまでを記載した。

写真 大所庚申塔  集落から吊橋跡へ  吊橋跡

中河原ー須合

杉の中を快い傾斜の道が続く、佛岩近くに2体の大日如来が安置されている。
須合集落 塩の道は、棚田を貫ける。棚田越に見る、雨飾山は圧巻である。

写真 佛岩 須合棚田 須合より雨飾山

山之坊

西廻り・塩の道は、山之坊から大所川へと下った。川岸には、「荷付場」 という地名がのこる。須沢から荷を背負ってきた、歩荷は、ここで、信州の歩荷へ、荷を引き継いだ。
写真 山之坊馬頭観音
大峰峠直下の水場の大日如来

大峰峠

標高667m、大峰峠付近には、早春に水芭蕉、夏にササユリが咲く。
地蔵様 天保13年(1842)、糸魚川の原山地蔵の兄弟であったが、信州へ行くことになった。しかし、大峰峠で、急に重くなり、動けなくなったことから、 ここに鎮座したと伝わる。峠付近から、高波の池の眺望がよく、水面に明星山の姿を映す。

夏中 / 小滝川

夏中集落 棚田が多い。田植え時期、水田に映える明星山は素晴らしい。
延命地蔵 明星山を背に、塩の道の脇に佇む。
東山関所跡 青海の橋立から明星山麓を通り、信州へ運ばれる抜荷取締の関所で、寛永2年(1625)の小滝村古地図に記載されている。
桑の巨木 糸魚川市の天然記念物に指定されている。桑は蚕の食草であるため、集落の中で、大木が残ることは珍しい。
小滝川地蔵 この付近に、小滝川を渡る吊橋があった。対岸には、諏訪神社と2寺院があり、この地を「寺の前」と呼ぶ。

写真 大峰峠北側の塩の道  延命地蔵  夏中地蔵  桑の巨木  夏中棚田  小滝地蔵

翡翠と塩の道

古代には、2つの翡翠文化圏が確認されている。ひとつは、メキシコ・グアテマラを中心とする、オルメカ・マヤ・アステカの各文化であり、もうひとつが、糸魚川・姫川の支流、小滝川が起点となって、日本各地へと翡翠が運ばれた文化である。明星山の麓、小滝川にて産出された翡翠は、加工され縄文・弥生・古墳時代に、大珠・勾玉・丸玉・丸輪が作られ、運ばれた。翡翠加工工房の遺跡も出土している。出雲大社の重要文化財に指定されている勾玉は、化学成分鑑定より、この地の翡翠と証明され、「古事記」にある出雲の国、大国主命と越の国、奴奈川姫の求婚神話を裏付けている。「塩の道」が「翡翠の道」と云われる所以でもある。
店舗写真

information塩の道インフィメーション

塩の道峠窯

〒399-9422
信州長野県北安曇郡小谷村栂池高原623
TEL.080-1160-8288

古道 塩の道 MAP


小谷道の駅にて販売