古道塩の道 謙信が宿敵信玄に塩を送った塩の道 山寺ー御前山ー大久保ー水保 

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東道古道 塩の道        ← 鳥越峠・戸土 

根知川を挟むように、左岸に山口、右岸に山寺の集落がある、山口は、「塩の道・千国街道」の宿であった。山寺からは、御前山へ登り、延喜古道が通る、水穂(水保)へと繋がる古道がある。便宜上、戸土ー山寺ー御前山ー水穂の古道を塩の道・千国古道とした。


羅漢和尚の墓 大久保集落にある、自然石の墓石としては日本で最大と云われる

コースガイド

根知山寺  日吉神社の延年 国重要無形文化財
 

根知山寺 根知山寺には、十二院の密教寺院があった。駒ケ岳とともに修験道の本拠であり、神仏混淆(こんこう)として、日吉神社、観音堂も鎮座した。

日吉神社 毎年9月1日に例祭が奉納される。おててこ舞「延年の舞」は、国重要文化財に指定されている。

古道 山寺ー大神堂ー上沢ー入山ー御前山と繋がっていたが、上沢からは、藪道・通行不能である。山寺から根知川沿いを下り、上野から林道を利用し、御前山へ上がる。

御前山

積雪が5mにも及ぶ、冬はほぼ無人集落となる。修験の山、駒ケ岳の北壁が迫る。

写真 上野ー御前山より根知谷  御前山から白馬連山



雲台寺

山岳密教寺院である。本尊は十一面観音であるが、盗難にあった。境内至る所に、馬頭観音をはじめ多くの石仏が安置されている。中でも青銅製の馬頭観音は珍しい。例祭には、頚城一円はもちろん遠く白馬・佐野、小谷・中土からも観音講の信者が、五色に飾った馬を引き連れ参詣した。大岩屋には、善光寺式阿弥陀三尊仏が彫られている。



























御前山 / 市野々

御前山 積雪が5mにも及ぶ、冬はほぼ無人集落となる。修験の山、駒ケ岳の北壁が迫る。
市野々 過疎が進む集落のひとつ。茅葺屋根が数軒のこる。大将軍からは、根知へと下る道が2本あったが、今は途中から獣道同然となっている。大将軍には、西国三十三観音の他、多くの石仏が安置されている。








大久保 / 水穂 / 成沢 穂高神社

大久保 市野々ー水穂は、棚田が広がる風景が続く、休耕田も多い。大久保には、石仏群があり、子安地蔵は今も祈願にくる方がおられる。集落の奥には、羅漢和尚の墓がある。
水穂観音堂 水穂寺は、廃仏稀釈により、残っておらず、観音堂のみが残る。観音堂の木造十一面観音立像は、国指定重要文化財。
成沢 穂高神社 信州安曇野の語源は、古代に住した海人族の安曇氏に由来する。ここ穂高神社は海人族が安曇野へ入る前に祀ったものなのか、神社への信仰からなのか不明ではあるが、古道塩の道を介しての繋がりがあったことは確かであろう。
写真 大久保集落  大久保 石仏群  大久保 子安地蔵  水穂 観音堂  水穂 日吉神社  成沢 穂高神社




延喜古道

延喜古道

延喜古道とは、律令制により定められ、延喜式(927)に掲載された「官道」のことで、北陸道は小路であった。姫川を尻掛り渡りにて渡り、最明寺越から水穂のルートと、ドウランジ渡りにて渡り、蓮台寺を経て水穂へ至るルートがあった。塩の道・千国古道とは、水穂にて出合った。

写真
姫川左岸 西中八幡宮
羽生 善光寺式阿弥陀三尊仏
真光寺 阿弥陀如来
月光時 天平20年(748)





















羅漢和尚 昌禅寺第17世玉瑞和尚

文化4年(1807)
 西海 大久保に生まれる
天保6年(1835)
 蓮台寺昌禅寺17世住職
天保13年(1842)
 五百羅漢完成
文久元年(1861)
 角間池下道標建立
慶応2年(1866)
 越後霊場八十八か所完成
明治17年(1884)
 生家にて没
 自然石の墓としては日本一

雨飾山 山頂の善光寺式阿弥陀三尊仏の安置も羅漢和尚であった説もある。
店舗写真

information塩の道インフィメーション

塩の道峠窯

〒399-9422
信州長野県北安曇郡小谷村栂池高原623
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古道 塩の道 MAP


小谷道の駅にて販売